一話目です。
マイソロ一話目。
「傷跡」です。
ぽんぽん書ければいいのにー・・・。
こんな遅筆(そこを通り越して何かまずいことになっているような気もしますが・・・)
でいいのか!?
ぐだぐだした文章となっているのに加えて、連日のレポート作業により、
文章が何やら固くなっている気がします・・・。
レポートの影響受けすぎだ・・・。
絶対密かに直されているかと。
それを発見しても気にしないでください。
では、追記から本編へどぞ。
※ちなみにマイソロの設定をわかっていただいている前提で
話を書いてます。
なので、知らない方を苛めるかのごとくおいてけぼりにしてると思います・・・。
それでも良ければどうぞ。
少しでも原作設定を知りたい方は↓へ。
TOW レディアントマイソロジー
1話:傷跡
「うわ、埃がすごい・・・」
ドアを開けると一面の紙、紙、紙・・・。
そしてその上に蔓延する塵・・・。
とても目を当てられる光景ではなかった。
舞い散る粉塵にむせ返りそうになる。
僕−ユセスはアイリリー所属のアドリビトムだ。
ウィダーシンに纏わる一連の出来事から早半年、
今現在も僕はアドリビトムに残り、周辺の町の復興作業に助力していた。
アイリリー自体はウィダーシンに狙われたのが最後であったということと、
侵攻される前にウィダーシンを倒してしまったということから
結果的に被害はほぼ0。
そうしたことから、アイリリーのアドリビトムは周囲の町の復興作業に
駆り出されることが多かった。
そんな中、今日僕はリフィルさんに受付裏の書類棚の整理を命じられた。
受付関連の仕事はほとんどリフィルさんが担当していたものの、
今はリーダー代理として立ち回っているために雑務まで
手が回らなくなってしまったのだろう。
ただ、どんな状況だったとしても決して他のメンバーに告げたりしないようにと厳重に注意された。なぜなのかは良くわからなかったけど、現場を見て理解した。
とにかく汚いのだった。
「ま、これは見せられないかな・・・」
そういえば、以前にジーニアスからリフィルさんは料理ができないついでに
ほとんどの家事が苦手であると聞いた気がする。
きっと掃除や整理整頓といったことも苦手なのだろう。
とはいえ、料理以外が実際に苦手だと証明された現場は見たことが無い。
たぶん、アドリビトムのメンバーでもそんなに知っている人がいないのかもしれない。
ただでさえ、メンバーに水に入れないだの、料理が出来ないだの、
遺跡を見ると暴走するだの、色々な弱点を知られているから
もう恥さらしができないとでも思ったのだろうか?
一応信頼はされてると取ってもいいのかな。
「とりあえず、やろうか」
手始めに書類の紙をまとめて外に置くことにした。
掃除が開始してから小一時間・・・。
「うー・・・疲れて来たなあ・・・」
軽く腰を叩く。さすがにまだご老体にはなりたくないな・・・。
換気のおかげで空中の粉塵は無くなりつつある。
何とか床も見えてきた。ただ、書類の類はまだ山積みにされているだけである。
これでは整頓とは言えない。
「これはどうすればいいかな・・・?」
書類の中身はほとんどが依頼に関するものであり、
一枚につき一依頼。
受注した日、依頼者、依頼内容、依頼達成者とその日付などが詳細に記されている。
「達成日順に分けていくか」
結局同じ月中の達成日ごとに書類を整理していくことにした。
「ほうほう、これは・・・」
書類を眺めていると簡単なアドリビトムの経歴がわかるようであった。
アイリリーにアドリビトムが設立された始めの頃から、徐々にメンバーが増えたり、
住民の方からの信頼度が高くなってなのか、仕事の量が目に見えて増えていっているのがわかった。設立当初のメンバーはクラトス、リフィル、ロイドにチェスター、この4人だったらしい。そこから、アーチェが加わり、次にリッド、ジーニアス、そしてカノンノ。最後に僕とモルモという順だった。ってモルモは結局正式なメンバーと言えたのやら・・・。
思えば、アドリビトムの加入はもう半年以上前の話となっている。
そんなに時間が経ったようには感じていなかった。
最初はただ、クラトスからの信頼を勝ち取るためにひたすら地道に仕事を
受けていっていた、と思う。そこから信用を得て正式なアドリビトムメンバーになった。
僕はアドリビトムになった当初、嬉しかった反面何か不安のようなものを感じていた気がする。というのも、世界を救うという使命に従って、モルモに導かれて、アドリビトムに加入し、アイリリーを解放して。そんな調子で何となくここまで来てしまったという気がしていたからだ。僕自身に世界を救うための目的が見えないから。生まれたばかりで世界に対する愛情のようなもの感じていたわけでもないし、急に世界の危機だとか話されても実感が無かった。戦いに身を投じる中で、周囲の切迫するような思いに無理やり引っ張られて僕もしっかりしなきゃとは感じたけど、何か芯になるものが足りないとしか思えなかった。
人形のように引っ張られてしか動けない。意思無き者。
モルモならともかく、僕のような意思の弱い奴に最後まで叫び続けたあのウィダーシンの想いを消してしまえる権利があったのだろうか。それまでの彼の所業に同情するつもりは全く無い。けれどウィダーシンに止めを刺したとき、ただ怖かった。本当は僕の方が間違っていて、罰せられるべきは僕なんじゃないかと。止めを刺すことによって彼の強い思いが僕を恨むのではないかと。ありもしない、わかりもしないただの妄想、空想でしかないと思い込んでも、いつまでもそのことが頭の中に残っていた。それはただの思い込みにしか過ぎないはずなのに。もう少しで忘れられそうだったのに・・・。
「何で考えがそこに行くかな・・・。相変わらずこじつけのうまい頭だな」
理屈ではわかってる。僕の考えてることがおかしいってことくらいは。
でもふとしたことから繋げてしまう。結局それが元で中々忘れられずにいた。
ぱんっ
両頬を打った。気持ちを仕切りなおさせた。
とにかく、今僕がやらなきゃいけないのは受付裏の整理。
今はそんなこと考えている場合じゃない!
「ふう、とにかく続きをやるか!さーて・・・痛っ!・・・」
書類の端で指を切った。幸い紙だからかそんなに深くは無かったものの、切り傷に沿って血が滲み出した。
まだ悪循環は終わらない気がした。
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